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手話と手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

差別!! 部落差別 ろうあ者差別 の問題が結婚出来ない背景

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    手話と手話通訳を考えるために  1970年2月1日 社団法人京都ろうあ協会発行資料より (3)

 

    結婚出来ない背景には 部落差別ろうあ者差別の問題がある

 

  ( ろう学校の先生は長い間私たちにだまっていたことが解って )二人か結婚出来ない背景には、部落差別、ろうあ者差別の問題があると考え、私たちは、二人か結婚出来ない背景には、部落差別、ろうあ者差別の問題があると考え、ろう学校の先生とねばり強い話し合いを行ない、行動を起していった。

 

    ろうあ者だから結婚は親が決める

 

 けれど多くの困難な問題にぶつかつた。
 それは、警察の問題もあるが、B子さんの両親が部落に対する差別的な考えを持ちながら「B子はろうあ者だから…」と言うことで「結婚は親が決めるのだ」とA君とB子さんをふくめ私たちの数回にわたる話し合いにもかかわらず、意見を聞いてくれなかつたことだ。

 

   「保護願い」「家出人捜査願い」を警察が
  五千枚のビラを各警察署に流すなかで二人は結婚式

 

 「保護願い」のうえに両親は「家出人捜査願い」を出し、警察は五千枚のビラを各警察署に流すなかで二人は、12月14日結婚式を行なつた。
 私たちは・今でもB子さんの両親に、A君・B子さん、そして私たちろうあ者の気持が、わかつてもらえなかったことを残念に思う。
 私たちろうあ者は、結婚したくても結婚出来ないことや、私たちが知らない間に結婚が進められてゆくことがあたりまえのような状況がある。

 

    ろうあ者の能力を低くみ
 一人の権利を有した人間としてみられない原因が

  どこにあるのか明るみに

 

 しかもその後どんなに多くの悲惨な問題が生まれるか私たちはいやというほど知らされている。
 たしかに、今、Cさんが言つたように、自分達の結婚は両親が決めるものだとあきらめている。又あきらめさせられていた現実かあつた。
 しかし、今回の問題を通して、自分達が「あきらめてきた」ことが良くなかつたんだ。


 又B子さんの両親が「B子はとしは22オでも精神年令は17オだ。だから結婚は親が決めるのだ」というように、ろうあ者の能力を低くみられ、一人の権利を有した人間としてみられない原因がどこにあるのか、明るみになつた。

 

   あきらめていた人が 二人の結婚を非常に喜んでいる

 

 それは、京都ろうあセンターが出来たことも大きく影響していると思う。
 今まで、同じようなケースでほとんど取り上げられないであきらめていた人が、二人の結婚を非常に喜んでいる。