手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

手話は生活や生産と結びついてその特徴を表現 柿 貝 京都の手話

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手話を知らない人も

         手話を学んでいる人もともに
  {新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー

 

柿。

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 近年観ることは出来なくなったが、冬になると子どもたちは赤いほっぺになることが多かった。

 

 その赤いほっぺを膨らませて熟した柿を表す柿の手話。

 

 右手の指の曲げ具合で柿の種類を表している。

 

貝。

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 貝の蓋を両手で示して、蓋を閉めて貝の手話。

 

 じつはこの貝の手話は、場所を表すことが多く、京都では大阪の貝塚と堺では手話表現が異なっていた。

 

 貝塚は、比較的平らな貝で表し、堺は手指を曲げて大きめの貝を表した。

 

 実際、大阪に行って調べてみると貝塚で捕れる貝と堺で捕れる貝には違いがあり堺の貝のほうが大きくそれぞれ特徴があった。

 

 しかし、堺の手話はろう学校に歯科技工士専攻科があったので、入れ歯をつくる時の石膏での型取りの両歯を合わせて表現されているとも言われてきた。

 

 あらゆるものがそうであるが、それぞれの地域でとれる農作物の特徴でその地域を手話で示した。

 

 大根などもその例である。大根にもさまざまな種類と形態があり、その土地、土地で収穫される大根の形で地名を手話で表した。

 

 滋賀県の地名の手話も大根で表すことが多く、あまりにも多いので農家をたずねてたしかめたことがある。

 

 手話は、生活や生産と結びついてその特徴を表現してきたことに感銘を受けた。