手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

手の持ち具合、口の開き加減から 塩 歯を磨く せんべい 卵  京都の手話

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手話を知らない人も

                手話を学んでいる人もともに
  {新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー

 

塩。
歯を磨く。

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 塩を指先につけて歯を磨く、で塩の手話。

 

 または歯を磨くということになる。この表現は、明治以前からある歯を磨く風習の「塩で歯を磨く」という伝統を受け継いだ手話表現になっている。

 

 塩が手に入らない貧しい生活では、歯を磨くという手話としても表現された。各地各様、人々の日常生活の投影として受けとめていただきたい。

 

 ある手話が、ひとつだけの表現ではなく、さまざまにあるというのは、ろうあ者の表現の自由度を示し、聞こえる人々との当然のこととして共同行動・共同生活があったことを示している。

 

 塩は、現在広く流通している塩だけではない。

          
せんべい。

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 せんべい、と言うとどのようなせんべいをイメージされるだろうか。

 

 せんべいには、さまざまあるが、この場合のせんべいの手話は手の持ち具合、口の開き加減からあまり大きくないちいさな京煎餅のようである。

 

卵。

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 眼の前で手指を丸めて卵の手話。

 

 卵を割るしぐさをして卵。

 

 卵をおでこに割るしぐさでは、ゆで卵。

 

  卵を割るしぐさ、を見てみると昔の卵の皮殻は、現在のような巨大養鶏場で量産される卵ではなく固い殻なので手指の先に力が込められている。