手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。みなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられてきています。過去と現在を考え、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

宇治市手話言語条例 美辞麗句で包まれた行政の枠組みのひとつの殻を抜け出ると

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手話を知らない人も

                 手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

  自分でやれないことがあるから
            福祉に援助を求めている

 

  未就学のろうあ者が婦が困っているのは、障害がある故ではないのか。

 

 学校にも行けていないから、自分でやれないことがあるから福祉に援助を求めているのではないか、と市役所の管理職に言ったが、

 

 そんなことをするとみんなにしなければならないことになる、

 

と言う返事だった。

 

聞き飽きたことば。何とか打ち破れないか

 

 行政の枠組みのひとつの殻を抜け出るのはとても大変だが、その殻を抜け出るとそれは当たり前のようになる。

 

 手話や手話通訳だけでなく、障害者福祉や福祉全般でも同じようなことがあった。

 

 大変な努力をして抜け出したことが、今、美辞麗句の元に逆流していないだろうかと思うことがしばしばある、

 

  そんなことをするとみんなにしなければならないことになる、この聞き飽きたことば。

 

 何とか打ち破れないか、と深く考えた。

 

援護の言葉に意味と法

 

 福祉六法を読み直した。

 

「援護」。

 

 この「ことば」があるではないか。もう一度、上司を説得した。今回に限り、と許可が下りた。