手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介
第一回全国手話通訳者会議で京都府民生労働部の向野嘉一氏は、
会議の内容を把握しておくことの大切さは、話し合いがどのようにすすむかということを念頭に置いて手話通訳する上でもとても大切なことである、と提起した。
思い込みの結論で人間関係が悪化する
会議の議題が明示されていない、特定の人だけがだらだら話し、それぞれの思い込みで、何となく会議が終わるという場合がある。
これらの場合は、手話通訳者は困惑の一途をたどる。
のちのち、会議で決められたことがそれぞれの思い込みの結論で人間関係が悪化することもあるし、勝手な思い込みをした人が他者を押さえる場合もある。
会議の議題、進行、決定方法などの充分な手続きが必要であるとに意味合いなどを込められた提起である。
表現的・意味的表現と
手話と音声言語を比較
それらを踏まえてさらに向野嘉一氏は、
2、 手話‥‥‥表現的、 意味的な表現
話‥‥‥音声言語である
としている。
音声に対して、表現的・意味的表現と手話と音声言語を比較考察しているが、これは1950年代の京都の手話研究の成果に負うところが多い。