手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介
ろうあ者の公民権運動とその行使の広がり
坂本
正式に裁判所では手話が認められているのですね。
伊東
民法で認められている。
坂本
選挙のとき、立会演説会のときの手話通訳は?
東京
手話通訳を法的に認めるということは決ってていないが、ろうあ者が希望し、通訳をつれてくるのであれば、やっててもよい。
健聴者に迷惑にならないようにやつて
福島
昨年の7月20日、通訳をつける前に12回ぐらい交渉した。
選管では、健聴者に迷惑にならないようにやつてよい。 (壇の下角でやれ)とのことで、室の角の方でしていた。
200人くらい集まり、 7人の候補者が立ち、1人20分の演説で 140分かかり人数が多くて見えないので困つた。が選管では、後で見えるところを選んでくれた。
選挙行使
ろうあ協会と通訳者が一体となり運動
司会
ろうあ協会と通訳者が一体となり、運動したので成功したと思う。全国で11都府県でやってもよいということになった。
衆議院選(1昨年)のとき、東京ではじめて認められた。
坂本
思想調査等があるのか。
伊東
一党にかたよるな、壇の高さ30センチという条件つきである。
福島
候補者から感謝された。
選挙行使の愁眉の問題が、第一回手話通訳会議以降各地で相談され、行動・交渉されてその改善が進んできていることが報告で解る。
この相乗効果は、年を重ねる度に広がる。