手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

手話 を学ぶ人々が飛躍的に増え始める時期 第三回手話通訳者会議1970年

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手話を知らない人も

                 手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

各行政は従来考えられなかった
  手話や手話通訳を受け入れたが

 

第三回手話通訳者会議

  1970年 5月2日ー3日 東京

 

  1970年代になると手話サークル、手話通訳は全国的な広がりを見せ始め、年毎にその裾野と考えの深化がすすみながらも一つのまとまりではなく分化がはじまる。

 

 その契機が、この第三回手話通訳者会議の特徴であったとも言える。

 

 同時に系統的に手話通訳の研究・学習・交流をすすめる全国組織の形成が提起される。

 

 この時期は、ろうあ協会と各手話サークルが行政との対話や交渉を進め飛躍的に手話を学ぶ人々が増え始める時期である。

 

 このことが、後のバブル期(1980年代後半から1990年代初頭)と結びついて各行政は従来考えられなかった手話や手話通訳を受け入れる。

 

 バブル崩壊(1990年代初頭)以降は、極端な予算削減によって各行政のろうあ者福祉や手話通訳が消し去ろうとする。

 

 それを許さない歴史が、1970年代に見受けられる。

 

手話サークルの名称に
  それぞれの思いが籠められて

 

参加手話サークル

 

麦の会(大分県) みみずく会(京都) 手話サークル(群馬県) サークル「道」(福井県)よろず会(静岡県) とちのわ会(栃木県) 和歌山手話研究グループ(和歌山県)  はぐるまの会(愛知県)  札幌手話の会(北海道)  スクラム(青森県) 天理教手話グループ(奈良県) 東京手まねを学ぶ会(東京) こだま会(東京) 東京手話通訳研究会(東京)  ひまわり会(横須賀)  たつの会(横浜) 葦の会(神戸)

 

   その他(参加者数69名)

 

通訳者会議  提起問題

 

1. 県や市が手話通訳者養成に補助金を出しているか2,サークルの情報交換
3.連絡会の設立
4.ろう者との交流
5,わかりゃすい手話
6、奉仕から連帯活動へ
7、全国手話統一
8、 通訳者の位置づけ
9、手話の講習会 
10手話の専門語
11. 口語教育と手話教育


すすむ行政の手話サークル・手話通訳補助

 

司会者

 

 午前に出された問題にっいて検討し討議したい。

 初めに県や市から補助金を出してもらっているサークルはありますか。

 

頂(神戸)

 

 神戸の場合は44年からもらっている。市から5万円で会で自由に使つている。

 大会などの時は別に2千円から3千円もらう。補助金がない時は交通費など自已負担であったが今は5万円の中から実費を支払つています。

 

谷(京都) 

 

 41年から市から10万円,府から2万円,それとろうあセンターに対しての手話通訳事業として百万円の助成金をもらっている。

 

手話通訳料は1時間1,650円と決めてある。

 

 他に団体の助成として約30万円位はもらっている。

 

行政からの補助の拡大と現実

 

司会者

 

 京都は理想的ですね。次に栃木県お願いします。

 

栃木

 

 サークルに対しては助成がありません。

 

 社会福祉協議会で手話講習会をやっている。

 

横須賀

 

 45年度から年間3万円もらっている。これは手話サークルのひまわり会にです。

 

群馬

 

 群馬ではろうあ協会の助成金の中からサークルに対して八千円もらつている。

 

  6月から7月にかけて福祉関係の人に手話講習会を行う。

 

予算は 4万円でやる。

 

田中(横浜)

 

 横浜のたつの会では一応ろう協の予算の中から4万、それと何か大会がある時は援助してもらっている。

 

 通訳をした時は別に謝礼としてもらっている。

 

斎藤

 

  奈良県では社会福祉協議会からもらっている。

 

ろうあ団体との一緒の活動がなければだめだと思う。