手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

栃木ろう学校の指文字導入等改善案 第4回全国手話通訳者会議1971年

f:id:sakukorox:20180903124904j:plain

手話を知らない人も

                    手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

ろうあ者の権利と手話通訳

 

司  会
通訳研修会のテーマは,  ろうあ者の権利と手話通訳であり, 会議の提起問題
1.指文字の改善。            
2.手話通訳の行政保障について。
3.手話通訳のあり方。   
4.全国手話通訳者連絡会にっいて。

 

1、指文字の改善  順をおって発表していただきましょう。

 

指文字の一部改善案について

            栃木県立聾学校の場合

 

発表  田上  隆司(栃木県立聾学校)

 

指文字の改善

指文字の一部改善案について

現行の指文字は発音と指文字があわない。

 

 音のつまる場合,のびる場合は速度が遅れる。

 

 きゅう, にゅう‥‥‥場合は語感が違いやりずらさを感じる。

 

 我が校では, 手話,指文字(改善案)現行指文字の三つの組み合せで指導している。

 

口話教育とあわせた手話,指文字(改善案)
    現行指文字の三つの組み合せ

 

 もちろん口話教育とあわせねばならない。

 

 改善指文字を3才から指導し, 小学校高学年になると, 現行の指文字も教えている。

 

  高等部に於てはどちらも使用している。

 

 在学生, 卒業生共に便利だとの意見が多い。

 

 口話法の普及が著しいので現行の指文字では発音と指文字を一致させることがむずかしく, 発音教育との関連上からも実体に即して改善案が良い。

 

発音と指文字を一致させる幼稚部から

     指文字を指導し使用させる改善案

 

 違つた手話をみると, 不自然な感じがするが語感ばかり気にしていては改善できないので今まで使つている人々のことを考慮して検討してほしい。

 

  今までのことにこだわっていては進歩がない。

 

  一時期は多少の犠牲をはらわなければならないが,

 

 1年間してみると良いということが納得できるであろう。

 

 幼稚部から指文字を指導し使用させるためには, 発音と指文字を一致させることが必要である。 改善案はこのような観点から作つたものである。

 

 5回大会までに各サークルで話し合つてもらいたい。 ろう連盟の定義づけをしてほしい。

 

 司 会
 この問題について, 討議していきましょう。