手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介
ろう者の家族の人達が
手話サークルに入つてこない
サークル分科会 問題提起 一浜松通訳グルーブー
サークルの目的によって運営も内容もちがってくるだろうが。
3. ろう者の家族の人達がサークルに入つてこないのはなぜだろうか?
「手まねは見苦しいから絶対使つてはいけない」
と言つてきたおかあさんが、 講習会やサークルに参加している例もあるが、それにしても家族の参加は少ない。
家族も知ろうとしないのはどこに
ろう学校の
手話に対する考え方のためだろうか
学校時代にはびったりくっついていた母親と断絶状態になってしまうろう者も少くないが、そんな場合は、他の人達には講習会やサークルをすすめても、家族には何も話さない。
一番の理解者であるはずの家族に広げようとしない。
又、家族も知ろうとしないのはどこに原因があるのだろうか。
ろう者は程度が低いなど
ろう者やろうあ運動を
批判的するろうあ者の講師
3,47年度、県主催の手語講習会について、県10万、国10万、計20万円を県内4ヶ所の相祉事務所に配分委託して行なった。
対象は、福祉事務所の窓口職員と厚生相談員で、昼間の動務時間の中で、人数制限によって行なった。
講師は、 県職員で福祉関係を担当しているろう者一人。
しかし、この講師の場合、常にろう者と接していなくて、ろうあ運動もいっしょにやっていないので、ろう者は程度が低いなど、ろう者やろうあ連動を批判的にみていて、講習会の中でもそのようなことが出てきたと言われている。
行政は手話サークルをうるさい存在
危険な存在と見るが
5. 行政の手話サークルに対する見方
手話サークルはポランティア活動だけをやるところ、とみているので、一般の人対象の講習会を開いてほしい、とか、そのための予算づけ、などを要望しただけで、県や身障協会からうるさい存在にみられている。
行政に対して要望や要求を出すということは、 その内容にかかわらず、うるさい存在になり、松島解雇撤回斗争を支援する会の会員が、サークルの中にたまたまいるということだけで、危険な存在にみられる。他の地域ではどうだろうか。