手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー
うまい。
おいしい。
この「うまい」は、食べ物のうまい、おいしいの意味で「涎」などを拭く様子から生じた手話とされている。
左から右まで顎の下をくるりと曲げて、手を下ろすとおいしかったの手話となる。
まずい。
この手話も食べ物の場合などの「まずい」の手話で、「うまい」という手の動きを顎から捨て去る動作でまずいという手話。
忙しい。
ひまがない。
「ひま」の手話は、両手のひらを膝に置くが、そんな瞬間もないというような動きで
手のひらを平らにして交互に上下する手話。
あちこちと動き回る様子を表した手話。
危ない。
びっくりした。
ショック。
危ないの手話は、「危」のしゃがみ込むという意味からも来ているが、ビックした時によくやる動作と同じ手話。
両手を胸に突然突きつけると、ショックとか非常に驚いたとかの手話になる。
ゆっくりと同じ動作を繰り返して、場所を指さすと「危ない場所」とかの意味になる。
これらの動きも微妙であるが、これもまた見る側からすると相手の臨場感が伝わり、感情を共有化出来る。
新しい。
さら。
両手の閉じた手を自分に向かって開くことで新しいという手話。
ぴっかぴか、など光り輝くことで新しいという意味で使われるが、手話も同じであるし、その事からも手話表現が取り入れられたと考えられている。
いけない。
駄目。
だめですよと通常使われる手の動きそのもの手話。
外国の身振りや手振りでも同じ動作があるが、この場合は、鼻に指先をあてて鼻が折れる、から、鼻が折れるから‥‥‥という意味もあると説明されたことがある。
自信をなくす、自分を見失う、などの意味合いを込めていると考えられる。