手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー
伝統。
この伝統の手話は別の項で紹介したが、今回は、二つの伝統の手話が紹介する。
下段の手話伝統は、男女の手話を上から下に回しながら表現する。
人から人へと伝えられてきたことを伝統としているのだが、上段の伝統の手話は少し違う意味合いが籠められた伝統という手話である。
頭に人差し指を付けて=考え 次は右手と左手の手のひらを交差させながら、変化、替わるを表現する伝統という手話。
上段の伝統の手話は、伝統とは古い習慣や技巧などを頑なに守るのではなく、次々と考え・発想 を変えていくことが伝統であるという意味を持たせている。
京都の伝統文化を熟知しているからこそこのような手話表現が出来るのだろう。
京都の伝統文化で何百年続いたという店があるが、その品物は時代とともに新たなる創作が加えられていることを知った上での伝統の手話。
明石欣造さんたちの手話は「古い」と断定されて揶揄された1980年代以降、明石欣造さんは自分たちの手話が唯一絶対ではないが、私たちが創りあげてきた手話の伝統を引き継いで欲しいとさかんに言っていた。
伝統とは、古いものを固持するだけではない、時代とともに新たなる創作が加えられていくものだと「古くから」手話表現していた。
趣味。
趣味とは、上段の物事の「味わい」という手話を下段の「胸に仕舞い込む」という手話表現で趣味の手話。
漢字の意味合いを捉えた手話とも言える。
反省。
反省は、自分の行いをかえりみること、意味から誰もがする頭を下げる動作を手話で表している。
手のひらで頭を下げる半円状の動きをして、心に留めると言う意味で腹に手のひらを付ける。
心からの反省を表した手話。