手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介
第2部 第1 分科会 手話通訳間題について
「手話通訳の行政保障について 」 提案一京都一 (4)
手話通訳者は
ろうあ者の実態を福祉施策に
反映させる重要な任務
5、ろうあ者福祉全体を高めるために
(1) 手話通訳の果たす役割
手話通訳者はろうあ者福祉の最も中枢的役割を果たすものとして、ろうあ者の実態を福祉施策に反映させる重要な任務を負つている
① 聴覚障害者に対する正しい認識
② ろうあ者の生活領域についての専門的把握
③ ろうあ運動と共に連携できること
④ 一般健聴者にろうあ者問題を広めること
⑤ ろうあ者の実態や運動から学ぶこと
⑥ 手話技術の学習(ろうあ者と共に)
現行の法体系(身障者福祉法)全体と
ろうあ者問題の専門的把握
(2) ろうあ者施策のあり方について
ろうあ者福祉が高まるためには、現行の法体系(身障者福祉法)全体が高まる必要があるが、やはりろうあ者福祉はろうあ者問題の専門的把握が重要である。
このためには、
① コミュニケーション保障およびろうあ者問題をケスワークできる専門職員の配置
② ろうあ者の職業領域についての再検討(ろうあ者の真の能力開発、就労の条件づくり)
③ ろうあ者のコミュニケーション保障を基礎とした文化的生活領域の整備(ろうあ者のセンターづくり)