手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。みなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられてきています。過去と現在を考え、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

違った意見 いろいろな意見を受け入れる そうしてこそ英知が集まる 排除、規格化、画一、統制、は自由な意見と研究になじまない 全国手話通訳問題研究会をつくる目的と役割

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手話を知らない人も

  手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

全国手話通訳問題研究会結成

初代全国手話通訳問題研究会事務局長

   谷勇男氏へのインタビュー

 

手話通訳や手話通訳の専門性をきちんと

理論的に積み上げていかなければならない

 

-ー 全国手話通訳問題研究会はなぜ結成されたのですか。

 

  第一回全国手話通訳者会議が開かれたときから、研究会結成のはなしは出ていました。

 

  第一回全国手話通訳者会議は福島県のろうあ協会や板橋さんのご尽力により開催されましたが。

 

-ー 全国手話通訳問題研究会の構想にあったものはなんですか。

 

 当時京都の手話サークルみみずく会に参加していた当時ろう学校の教師であった小林武先生。

 

 今、沖縄大学客員教授(1941年京都市生まれ。2011年、南山大学愛知大学教授を定年退職して後、沖縄に移住。現在、沖縄大学客員教授。沖縄で平和的生存権研究、沖縄憲法史研究)が基本的人権についていろいろと教えてくれた。

 

 小林武先生は、手話通訳や手話通訳の専門性をきちんと理論的にも積み上げていかなければならない、と強く主張されていた。

 

 理論という者はあってないようなものだった。

 

  独善的・原理を絶対的

 なものとする考えで危険な方向に

 

-ー手話通訳や手話通訳の専門性をきちんと理論的にも積み上げて行くことについては。

 

 同じろう学校の教師でも伊東雋祐先生はあまり言わなかった。

 

 小林武先生は運動というものはその時々の状況や少数派が中心となり市民権を得ると危険な方向に行く。

 

 私もその動向を薄々感じていたろうあ協会の一部にある動きを。

 

 独善的、原理を絶対的なものと考え、当面する状況や具体的な諸条件を考えないで機械的に適用するなどの教条主義

 

 自分の考えが正しい。いろいろな意見に対して受け入れることなく自分の考えを押し通す。

 

  他から違う意見が出たら、それは違う、差別や、と。
 
 同和問題でよく言われた理屈を否定するように言いながら、それを肯定する。

 

 踏みつけられたカエルの痛みは踏んだ人には分からないだろうというような考え。

 

ろうあ者の運動が
 危険な方向に行くような危機感

 

-ー そんな話が出ていたのですか、京都で。

 

 よく言われたり、文にしていました。それに嫌悪感を抱いて。このようなろうあ者の運動は危険やなぁ、と思った。

 

 だから研究と運動の両側面から取り組んで行くの両輪。

 

 全国手話通訳問題研究会は絶対必要だと思った。