手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をお寄せください。みなさんのご意見と投稿で(手話手話通訳)がつくられてきています。過去と現在を考え、未来を語り合いましょう。

普通高校とろう学校の距離と時間 I IOVE コミュニケーション手話テキスト

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 手話を知らない人も

 手話を学んでいる人もともに 

From hand to hand
{伝えておきたい手話と手話テキストのことの覚え書き}

 

  友子さんの家は島の古い家並の続く処

 

  島の高校生とろう学校に通う友子と健一さん。

 登校途中にぶつかり、急ぐ友子さんは学生手帳を残したままだった。

 

 健一さんは、高井友子港ろう学校と書かれた学生手帳の住所をたよりに、友子さんの家を訪ねます。

 

 友子さんの家は島の古い家並の続く今井町にあり、ぼくの学校とは5分と離れていなかった、と書かれていますがここで島の中の古くから人々が住んでいる地域を暗示させているようです。

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 友子さんは長時間の通学時間 
      幾重にも重層させたテキストで

 

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 ぼくはかなり緊張してベルをおした。

「はーい」
出てきた人は、お姉さんだった。

友子さんじゃなかった。

 

「あの、これとどけにきたんですけど」

 

「あら、友子の学生手帳。どうもありがとう。友子どこでおとしたのかしら、大切なものを本当にありがとう」

 

「いえ、あのおとしたんじゃなくて、けさ、ぼくと自転車でぶつかったんです。そのときに……すみませんでした」

 

「まあそうなの、わざわざとどけて下さってうれしいわ。ごめんなさいね。でも友子まだ帰ってきてないの。あの子の学校、港ろう学校なんだけど、遠いから、いつも7時すぎなのよ」

 

とここで、健一さんの通う学校と友子さんの学校の距離を知らせ、しかも友子さんは連絡船に乗り通学に多くの時間がかかっていることを考えさせてくれます。

 

  健一さんは、近くの高校。友子さんは遠くのろう学校。友子さんが急ぐわけと健一さんがいつも高校に行くのが遅れそうになり、おかあさんがお弁当を渡そうとしている最初のシーンを思い出させてくれます。

 

  I IOVE コミュニケーション中学生・高校生のための手話テキストは、このように幾重にも重層させたテキストをつくることで。あとから考えることが出来るようにつくられていると I IOVE コミュニケーション中学生・高校生のための手話テキストをつくったかたから聞いたことが思い出されます。

 

 でも健一さんが出会ったのは、友子さんのお姉さんだった。ここでも、考えさせられる話が書かれていました。