手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をお寄せください。みなさんのご意見と投稿で(手話手話通訳)がつくられてきています。過去と現在を考え、未来を語り合いましょう。

聞こえない人の気持ちを理解してとする手話講習の空白 I IOVE コミュニケーション中学生高校生手話テキスト

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 手話を知らない人も

             手話を学んでいる人もともに 

  From hand to hand{伝えておきたい手話と手話テキストのことの覚え書き}

 

 I IOVE コミュニケーション中学生高校生手話テキストでは、友子さんのこころの葛藤が書かれているようです。

 

  何かしてもらうことばかり考えていた私
私ってなーに  言えるようで言えない時期

 

 私ははずかしくなってきました。今まできこえない友だちの中で育ってきた私は、健聴者の人たちに何かしてもらうことばかり考えていたようです。 自分からは何もしていません。 健一さんがもっと手話をおぼえてくれさえすれば… …。 そんなことしか考えていない自分に気づきました。

 

この友子さんの話は、とてもよくわかります。

 

 自分ってなんだろう、人は自分のことをどのように思っているのだろう、私ってどんな自分、何か自分の意見を言いなさいと言われてもなにも言い出せなかった時期。

 

 人がそだっていく時期と友子さんの悩みが重なって、思わず忘れていたことを思い出す場面です。

 

 みんながわかり合える方向を表現しようと

 

 友子さんは、かわりはじめます。

 

 そして、

 

友子「健一さんのこと、私はきこえる健一さんと友だちになれてうれしかった。
みんなもそう思うでしょう。私、いままで考えてきたの。
いつも私たちは、きこえない人ばかり集まって、けっこう楽しく遊んでいるけれど、本当は心のどこかできこえる人と友だちになりたいって思っている。知らない人が手話で話しかけてくれたらとってもうれしいでしよ。健一さんも手話をおぼえようとしてくれた。交化祭にも来てくれた。でも健一さんは、私たちのようすを見て、私たちきこえない人は、きこえない人同士でいるのが一番いいと思ってしまった。

 そうじゃないってこと。

 健一さんだけでなく、他の健聴者の人たちに、きこえない私たちの気持ちがわかってもらえるような劇をつくりたいの」

 

と言います。

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 「私たちは私たちでではなく」「お互いの状況を理解し合って」「みんながわかり合える」方向を劇でも表現しようと友子さんは言います。

 

 違う。無理解。同じ。理解し合う。

 

このこころの揺れが次第に自信と希望を見いだして行く。

 

I IOVE コミュニケーション中学生高校生手話テキストを手にした人々が考えるように書かれているようだったんです。

 

 いいとか悪いとか。理解していない理解していないとか。それだけで判断することのもろさが描かれているようにも思えました。

 

 そのように考えはじめると、手話講習会で聞こえない人の気持ちを理解して、とか、聞こえない人の気持ちになって、とか。

 

 手話学習をする時の心構えで強調されていたことは、なにかしら空白部分があるのではないかと思いはじめてきています。