手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。このブログは多数のみなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられています。過去と現在、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

「私たちのことを知って下さい。理解下さい。」ではない アイラブパンフ の作成の第一歩

「全国手話通訳問題研究会会報」創刊号からの会報・考察寄稿⑧

手話通訳制度化にむけて全日ろう連全通研共同基本的合意文書その①

 

  1986年7月13日  手話通訳制度実現のため
   全日ろう連、 全通研歴史的な文章で合意

 

今日、手話通訳士試験や資格だけで手話通訳制度が実現したかのように考え、発信する人々が多い。

 

 だが、歴史的事実と経過を考えずに、現状で過去を画いてはいないだろうか。

 

 特に日本に住む人びとのコミュニケーションとして「文化的で健康な最低限度の生活が保障される社会を実現する」などなど歴史的な文章で合意されたことが実現されてきているなども含めて検証すべきだろう。

 

 手話や手話通訳を資格要件だけに絞って合意したのではなく、広く人々との生活と結びついて志向されていることをもっと基本に立ち返り考えるべきだろう。

 

 手話通訳制度化にむけて
 全日ろう連全通研共同基本的合意文書

 1986年7月13日於東京

 

 全日本ろうあ連盟に対して報告された手話通訳制度化検討委員会の報告が今後のろうあ者福祉を向上させ、すべての国民が文化的で健康な最低限度の生活が保障される社会を実現する上でも、積極的に生かされてゆく必要がある。

 

 そのために、広く国民、関係者に報告の内容を知らせて国民合意の中で手話通訳の制度化を実現してゆく必要がある。

 

手話通訳制度化検討委員会の報告を
国民への報告としてとらえ国民の意見を聞く

 

1 報告を生かすために今回の報告を単に全日本ろうあ連盟から厚生省に提出されものとしてとらえるのではなく、日本の歴史上初めて国が手話通訳について調査し、そのあり方を考えたものとして、手話通訳制度化検討委員会の報告を国民への報告としてとらえ、国民の意見を聞くという幅広い立場からの視点が必要ではないだろうか。

 

2 二つの出版、二つのとりくみ、報告をひろめてゆくために2つの出版をすすめる。

 

a、パンフーー国民(あなた)の声を手話通訳制度化のためにおよせ下さい。

 

○対象は国民ーーとくにろうあ者、手話通訳者の周辺の人々、全く手話を知らない人、ろうあ者問題を知らない人

○パンフの特徴

○報告の概略 わかりやすく

○全日ろう連、 全通研のねがい

○返信ハガキにあなたの声を!!(必ず受けとり人払い)

○簡単な手話の紹介

○価格など
 単価200円程度とし、当面5万部印刷 (目標第一次50万部、100万に近づく)

 

b、内部学習資料

○対象、ろうあ協会会員、全通研会員

○ 資料の特徴

 報告書及び関係資料 (必要なところはルビ)

 用語解說

 報告書の問題点

 4コママンガによる理解をさらにひろげる。

 諸外国の例など

ーパンフ普及運動の方針
○価格など 単位1500円程度とし、当面4000部発行。
(全日ろう連2000全通研2000)

 

c、よせられた国民の声資料集

 パンフの返信ハガキによってよせられた国民の声、意見を賛否ともすべて印刷し、資料として作成し、国、マスコミ、行政、及び関係者に配布する。

 

  思いを広めるためパンフを手にして売り歩く
   「あなたの意見声をおよせ下さい」であって
 「私たちのことを知って下さい。理解下さい。」ではない

 

 以上、内部討議 学習をすすめながら広く国民に賛否を含む意見を聞き、我々の思いを広めるためパンフを手にしてゆく。

 

 即ち売り歩くのである。

 

 そのためあくまでも「あなたの意見声をおよせ下さい」であって「私たちのことを知って下さい。理解下さい。」ではない。

 

 ここに今回のパンフの特徴がある。