手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

人間の五感をフル動員してコミュニケーションを成立させてきたろうあ者の人々の想像力に学びきれない底力 ちくわ つけもの 京都の手話

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手話を知らない人も

     手話を学んでいる人もともに
 {新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー

 

  ちくわ。

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 穴の開いた・長い物 でちくわの手話。

 

 右の写真で目線を指の輪の中におとしてちくわの穴を確かめるしぐさをしているが、この目線も大きなポイントになる。

  

  つけもの。

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 京漬物と言われるぐらい京都には、漬物の種類が多い。

 

 内陸部で都があった伝統的保存食であったかも知れないが、漬物の手話は多い。

 

 ここでは、ぬか漬けの動きで手話を表現している。

 

 野菜類を樽や壺に入れて、静かに押さえてぬか漬けをする動作である。

 

 慎重に押さえて「漬ける」様子が手話表現されている。

 

  ここまで述べてきて、京都の手話、いやろうあ者の手話の巧みな表現を改めて認識した。

 

 ある時は形態を、ある時は漢字を、ある時は音声語を織り交ぜながら、より速く、より解りやすく、より的確に表現しようとするが、それは、単に手指の動きではない。

 

 人間の五感をフル動員して、コミュニケーションを成立させてきたろうあ者の人々のコミュニケーションの想像力に学びきれない底力を観ることが出来る。また観ていかなければならないのではないかと思う。

 

 ここで、京都のろうあ者の人々の福祉を変えた京都ろうあセンターのことを紹介したい。

 

 明石欣造さんは、この京都ろうあセンターの初代館長であり、牽引者であったからである。

 

 京都で忘れかけていることをもう一度振り返り、現在、過去・未来を考える一助にしていただければこれほどうれしいことはない。