手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。みなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられてきています。過去と現在を考え、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

壮絶な生き方のなかで体得された画の描き方に人生が投影

                                 Ⓒ豆塚猛

communion of mind with mind

2000年~2001年元手話通訳問題研究編集長へのinterview一部公開  個人名はイニシャル表記、写真は著作者の豆塚猛さんの了解などなどいただいています。また、手話通訳問題研究誌から一部引用させていただいています。

 

質問
 この方も絵描きさんですか。

 

元手話通訳問題研究編集長
 そうです。

 

 出会ったときは、とても大きな絵を見せていただいて万感迫る想いが今だ残っています。

 

  全通研福岡支部のみなさんの協力で出会うことが叶う

 

 この方に出会えたのは、全通研福岡支部、とくにHAさんのおかげでした。

 

 何度も言いますが、取材の費用はすべて自腹だったためHAさんの家に泊めていただき、福岡県のろうあ協会、聞えない人々と出会え、戦前戦後の生活の中で生きてこられたことを聞いたのは私の精神構造の基礎となっています。

 

 またHAさんが、あらゆる場所でみなさんと協力して手話通訳問題研究誌を広めていただいていたことを聞いて、各地域の人々に還元しなければならないと心に刻みました。

 

  独特な描き方を産みだした壮絶人生

 

質問
 福岡県の方なんですね。写真のかたは。

 

元手話通訳問題研究編集長
 そうです。田代長久さんです。

 ろう学校の先生をしながら絵を描いておられましたが、壮絶な生き方の中で自分の画風を確立されたかたで、独特なもので描かれていました。

 

 壮絶な生き方の中で自分の画風を確立され場所。

 

 英彦山を訪れてさらにこの画を理解しようと思いましたが、今だ出来ていません。

 

  筆で書かない画の描く背景と人生

 

質問
 写真を見ると、筆で描かれていないのでは、と思いますが。

 

元手話通訳問題研究編集長
 そうです。

 

 筆で描かれていないところにこの方の描き方、壮絶な人生の中で獲得された手法があるのです。