手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。みなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられてきています。過去と現在を考え、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

全日本ろうあ連盟の一部が決めて 官僚的に下す手話  地方の手話を 認めず 汲み取らない 

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手話を知らない人も

        手話を学んでいる人もともに

{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

全国手話通訳問題研究会結成の思いと行動
 全国手話通訳問題研究会結成

   初代全国手話通訳問題研究会事務局長

   谷勇男氏へインタビュー

 

ーーアメリカ手話の最近の傾向としては、いわゆるアルファベットの組合せの手話がある。昔はそうではなかった。京都にアメリカのろうあ者が観光に来たりしていたので。Japanは、小指でJをして目尻辺りを斜め上に引くJと目尻で表現する「日本」などのことがあったんですが。
 日本人と中国人をごっちゃに考えている手話表現だなぁと思った。これは誤解偏見と思うかもし得ないが、世界との交流が充分なかったとき日本人でも他国を誤って理解していることもある。パリとフランスは別の国と思っているような。
  今は、ABCなどの記号でで略した手話になってますね、共通語と言わないで標準語という日本は中央統制が強いのでは。

 

  中央主義の手話
 地方の活動を吸収しようとしない

 

 今は東京が日本の中心で、東京がいいとか、東京が手話の標準とか。中央中心になっている。

 

 まあ言えば、全日本ろうあ連盟も中央主義と言える。

 

 全日本ろうあ連盟の一部の人たちの旗印の下に地方のプランや活動を吸収しようとは思わないのでは。

 

 全日本ろうあ連盟の一部の人たちが決めたことを、地方に下ろすような、手話でも地方の手話を吸収しようとすることはほとんど無いのでは。

 

独特の手話や考えそれらが尊重されて
 地方の手話を感心しながら受け入れ

 

 かって全日本ろうあ連盟は、そういうことはなかったけれど次第に変質してきているのでは。

 

  長く苦労をしてきた全日本ろうあ連盟の役員は、苦労してきたが故にさまざまなユニークと言っていいのか、独特の手話や考えを持っていた。またそれらが尊重されてきた。

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 物をつくっている人とか、画家とか、さまざまな仕事をしていてそういう人たちが全日本ろうあ連盟の役員になって非常な苦労を重ねて次世代の全日本ろうあ連盟を育ててきた。

 

  だから、手話も全日本ろうあ連盟の役員が決めて地方に下ろすということではなく、地方の手話を感心しながら受け入れてきた。だから多様な手話で話し合いをしていていた。

 

 組織的にするためかどうかわからないけれど、なんか全日本ろうあ連盟は官僚制度のような形になってきたのではとも言えるでしょうね。