手話 と 手話通訳

京都の手話通訳者の取り組みと研究の中からの伝承と教訓をみなさまに提起します。戦前戦後の苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを決して忘れることはなく。

魂が宿る手話 骨 痩せる 酔う 酔っぱらう  京都の手話

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  手話を知らない人も

         手話を学んでいる人もともに

  {新投稿}ー京都における手話研究1950年代以前の遺産と研究・提議 佐瀬駿介ー

 

  骨。

 

 食道あたりから半円状に動かしあばら骨を表現する。

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 瞼に浮かぶのは、戦時中の食べ物がなかった時代の痩せこけた姿を多くのろうあ者がこの表現を使っていたことである。

 

 骨しか残らない姿。「がりがり」に痩せ細って、という話の時に必ずこの手話が使われた。

 

 骨という意味だけでない哀しみの過去。

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酔っぱらい。酔って。深酒。酔っちゃった。酔って気持ちがいい。

 

 ともかく、へべれけに酔った姿と動作の手話である。

 

 左端、吞む。

 

 酔っ払い。ふらふらになり。そしていい気分ので歩くなどのことが想像できる。

 

 この手話表現を自然に表現するのは難しい。

 

 酔いきっている事を身体全体で表現するからである。

 

 態とらしい表情や手話では、この酔っぱらった時の雰囲気や情景は伝わらない。

 

 ここで、注目すべきなのは手話は全身で表現する、ということである。

 

  単なる手指の狭い動きだけ出ないと理解できるだろう。

 

 最近よく目にする手話のベテランと称する人々の手話は、この足許にも及ばない。

 

 手話には魂が宿るからである。