手話 と 手話通訳

手話通訳の取り組みと研究からの伝承と教訓を提起。苦しい時代を生き抜いたろうあ者の人々から学んだことを忘れることなく。みなさんの投稿をぜひお寄せください。みなさんのご意見と投稿で『手話と手話通訳』がつくられてきています。過去と現在を考え、未来をともに語り合いましょう。 Let's talk together.

手話に必要なのか  っ、などの つまる音・促音 第7回全国手話通訳者会議1974年

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手話を知らない人も

          手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介

 

  栃木からの 同時的手指法」(同時法)は、手話では、っ、などのつまる音・促音(そくおん)が表現されないのでそれを手話でも現す必要がある、ということでもあった。しかし、日常会話ではその必要性を感じないし、文字表記移行に混乱が生じるとする栃木の意見に賛同はほとんどなかった。

 

  なかった、と書いたが、なかつた、と書いても意味は通じるだろう。ただ発音の「っ」と「つ」は微妙であり、聴いていてもその違いがわからない場合がある。

 

 この促音は、歴史的に調べてみると必ずしも絶対必要なものでもないし、地方によってもその発音は様々で、っ、などだけで使用されることはない。学校。と漢字で表し、ひらがなつけするときにがぅこうでは○、がつこうでは×となるが、これがいいのかどうかは意見の別れるところである。