手話を知らない人も
手話を学んでいる人もともに
{再編集投稿・1969年頃}京都における手話と手話通訳の遺産と研究・提議 佐瀬駿介
栃木からの 同時的手指法」(同時法)は、手話では、っ、などのつまる音・促音(そくおん)が表現されないのでそれを手話でも現す必要がある、ということでもあった。しかし、日常会話ではその必要性を感じないし、文字表記移行に混乱が生じるとする栃木の意見に賛同はほとんどなかった。
なかった、と書いたが、なかつた、と書いても意味は通じるだろう。ただ発音の「っ」と「つ」は微妙であり、聴いていてもその違いがわからない場合がある。
この促音は、歴史的に調べてみると必ずしも絶対必要なものでもないし、地方によってもその発音は様々で、っ、などだけで使用されることはない。学校。と漢字で表し、ひらがなつけするときにがぅこうでは○、がつこうでは×となるが、これがいいのかどうかは意見の別れるところである。